「おぼっちゃまくん」35年ぶり新作アニメ『REBORN』2027年にテレ朝系で放送 インドで年間40週視聴率1位が復活のきっかけ

東京・六本木のテレビ朝日本社 エンタメ

トップ画像:Beatlehoon / CC BY-SA 4.0

漫画家・小林よしのりさんのギャグ漫画『おぼっちゃまくん』が、全編完全新作のテレビアニメ『おぼっちゃまくん REBORN』として2027年にテレビ朝日系列で放送されることが、2026年10月1日に発表されました。1989年から1992年まで放送された前作から35年ぶりのテレビアニメ新作で、原作の連載開始から40周年の節目にあたります。発表直後から「おぼっちゃまくん」は X のトレンドや Google の急上昇ワードに入り、大きな話題になっています。

発表された内容

公式Xアカウント(@anime_oborebo)は10月1日早朝に放送決定を告知し、ティザーPVも公開しました。各社の報道とテレビ朝日の公式サイトによると、発表のポイントは次のとおりです。

  • タイトルは『おぼっちゃまくん REBORN』。2027年にテレビ朝日系列で地上波放送
  • これまでアニメ化されていない原作のエピソードに加え、小林よしのりさんの全面監修によるオリジナルストーリーも多数登場
  • 主人公・御坊茶魔(ごぼう・ちゃま)の声は、1989年の旧作から引き続き神代知衣(こうじろ・ちえ)さんが担当
  • 製作はテレビ朝日、アニメーション制作はインドの Green Gold Animation。シンエイ動画と Sony Pictures Networks India が制作協力に入る日印合作

放送開始の月や放送枠は、現時点では発表されていません。

きっかけはインドでの大ヒット

毛利庭園から見たテレビ朝日本社
毛利庭園から見たテレビ朝日本社(2008年5月撮影)写真:Reggaeman / CC BY-SA 3.0

新作が生まれた背景には、インドでの思わぬ人気があります。2021年のコロナ禍にインドで旧作のテレビアニメが放送されたところ、キッズチャンネルの視聴率で年間52週のうち40週で1位を獲得する大ヒットになりました。これを受けてインド側から新作のオファーが届き、制作プロジェクトが動き出したと説明されています。

テレビ朝日とソニー・ピクチャーズ・ネットワークス・インディアは2024年10月、フランス・カンヌの国際見本市「MIPCOM 2024」で新作アニメの共同制作を発表し、インドでのキッズチャンネル向け放送を計画していました。その流れが日本での地上波放送につながった形で、テレビ朝日国際ビジネス開発部の隅田麻衣子さんは、インドでのヒットを経て日本へ「カメバック」するという経緯をコメントで紹介しています。

原作と旧作アニメ

『おぼっちゃまくん』は1986年に「月刊コロコロコミック」で連載が始まった作品です。大富豪・御坊家の跡取り息子である茶魔が、独特な「茶魔語」を連発しながら騒動を巻き起こすギャグ漫画で、1989年にテレビ朝日系でアニメ化されました。亀に乗って移動する「乗亀隊(じょうがめたい)」など、ばかばかしくも豪華な描写が持ち味です。

小林さんは発表にあたり、かつては親が子どもに読ませたくない漫画と言われた作品を、いまは当時子どもだった世代が自分の子どもに読ませていることに触れ、令和の子どもたちの反応への期待を語りました。ギャグ漫画の価値を新しい世代に伝え、後に続くギャグ漫画家が育つきっかけになってほしいという思いも述べています。

神代さんは、当時の声のテンションのまま演じられると話し、経験を重ねたことで作品により深く関われるようになり、収録現場がとても楽しかったとコメントしています。

今後の見どころ

今後の注目点は、放送開始時期と放送枠、茶魔以外のキャストの発表です。インドで制作されるアニメーションが日本の視聴者にどう受け止められるか、また「親が読ませたくない漫画」と呼ばれた作風が令和のテレビでどこまで再現されるのかにも関心が集まっています。続報は公式サイトと公式Xアカウントでの発表を待つことになります。

参照した情報源

記事内の情報は2026年10月1日16時時点のものです。

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