ANA本社移転はいつ・どこへ?2030年春に八重洲、田町の新拠点との違いを整理

現在ANAの本社が置かれる汐留シティセンターの外観 ビジネス

トップ画像:street viewer2 / CC BY 2.0

ANAの本社はいつ、どこへ移るのか。ANAホールディングス(ANAHD)と全日本空輸(ANA)は10月16日、現在の汐留シティセンターから東京・八重洲の「YAESU CORE(ヤエス コア)」へ本社機能を移すと発表しました。時期は2030年春ごろを予定しています。同時期にはグループの一部機能も田町へ移る計画です。二つの移転先について、対象と決まっていることを整理します。

本社の移転先はYAESU CORE、2030年春ごろの予定

本社機能を移すのは、グループの経営戦略や経営管理を担うANAHDと、航空運送事業を担うANAの2社です。両社の会社概要に記載された現在の本社所在地は、東京都港区東新橋の汐留シティセンター。今回の発表は、その本社機能の移転に関するものです。

移転先のYAESU COREは、八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業で整備される施設です。公式資料では所在地を東京都中央区八重洲二丁目4~7番とし、地上43階・地下3階、高さ約227メートルと案内しています。入居時期は2030年春ごろという予定で、具体的な移転日は今回発表されていません。

田町へ移るのはグループの一部機能

もう一つの移転先は、東京都港区の「田町駅西口駅前地区開発事業」で整備される新拠点です。こちらはグループの一部機能が対象で、本社2社の移転先である八重洲とは役割を分けて発表されています。田町の新拠点も、入居時期は2030年春ごろの予定です。

田町の所在地は港区芝五丁目412番6号(地番)ほか。建物は地上24階・地下2階、高さ約125メートルとされています。ただし、どのグループ会社や部門が田町に入るのかは明らかになっていません。各新オフィスでの具体的な配置と移転計画の詳細は、今後の検討を経て決めるとしています。

数字と対象で整理する、八重洲と田町の違い

  • 八重洲:ANAHDとANAの本社機能。YAESU COREに2030年春ごろ入居予定。建物は地上43階、高さ約227メートル。
  • 田町:ANAグループの一部機能。新拠点に2030年春ごろ入居予定。建物は地上24階、高さ約125メートル。
  • 共通する未定事項:会社・部門の具体的な配置と移転計画の詳細。

公表された延床面積は八重洲が約38万9,290平方メートル、田町が約9万8,570平方メートルです。これらは移転先物件の概要として示された建物全体の数字です。ANAが使用するオフィス面積や入居階を表す数字として読むことはできません。二つの施設の規模と、ANA側の具体的な使い方を分けて押さえると、発表内容を理解しやすくなります。

なぜ移転する?背景は人的資本経営と職場環境の整備

ANAグループは今回の移転を、2026~2028年度の中期経営戦略で掲げる価値創造の土台づくりに位置づけています。公式発表は、顧客に接する現場であるカスタマーフロントラインやスタッフ部門を含め、働きやすい職場環境を整え、社員の活力を高める方針を説明しています。

新オフィスでは、広いフロアで役職員が日常的に交流し、知見やアイデアを持ち寄れる空間を目指すとしています。1月に公表された中期経営戦略でも、人財への投資を通じて社員の豊かさと企業の成長を両立させる方針や、グループを横断した知識の活用が掲げられています。今回のオフィス整備は、会社が説明するこうした組織づくりにつながる施策です。

次に確認したいのは具体的な配置と移転日

現時点で確認できるのは、移転を決めた2社、二つの移転先、2030年春ごろという予定、職場環境を整える目的です。個別の会社・部門の配置や詳細な日程については、追加の公式発表を待つ段階です。今後の続報では、八重洲と田町のどちらに何の機能が入るのか、実際の移転がいつ始まるのかが確認点になります。

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参照した情報源

記事内の情報は2026年10月16日13時05分時点のものです。

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