阪神の岩貞祐太投手が10月6日、甲子園の広島戦で現役最後のマウンドに上がった。7回には2013年ドラフト同期の梅野隆太郎捕手とバッテリーを組み、球団公式サイトは空振り三振を奪った場面を試合映像として紹介している。試合は阪神が2対1で勝利した。
今季限りでの引退を9月30日の会見で表明した35歳の左腕。先発で二桁勝利を挙げた時期と、中継ぎとして2023年の優勝を支えた時期を持つ。最後の登板、会見で語った決断、数字に表れる役割の変化を整理する。
引退試合で同期の梅野隆太郎とバッテリー
10月6日の広島戦は甲子園で18時開始。球団はあらかじめ、試合前に岩貞の引退セレモニーを行うと案内していた。日刊スポーツの当日報道でもセレモニーの実施が確認でき、長く阪神でプレーした左腕がファンに姿を見せた。
試合では6回裏、2対1とリードした1死二塁で梅野が先発・大竹耕太郎の代打として登場。広島の森翔平から左前打を放ち、そのまま7回表に岩貞の投球を受けた。同期、同学年の2人が引退試合でバッテリーを組んだことを、日刊スポーツが報じている。
岩貞の最後の登板については、球団公式サイトが「7回表」の現役最後のマウンドで空振り三振を奪う場面を掲載。試合終了の表示と2対1のスコアも確認できる。引退試合当日の出来事と、前日までの通算成績を分けて読むことが大切だ。
岩貞祐太とは? 2013年ドラフト1位の左腕
NPBのプロフィールによると、岩貞は1991年9月5日生まれ。必由館高校、横浜商科大学を経て、2013年ドラフト1位で阪神に入団した。投打は左投左打。2014年から2026年まで、阪神一筋で13シーズンを過ごした。
プロ初勝利は2014年8月17日のDeNA戦。球団の引退特設サイトは、この試合で5回3分の2を2失点に抑えたと振り返っている。2016年には25試合に登板し、10勝9敗、防御率2.90。自身初の二桁勝利を記録したシーズンだった。
その後は救援でもチームを支えた。球団の年表では、2020年8月15日の広島戦がプロ入り後初の救援登板で、1回無失点。同年9月1日のヤクルト戦では初ホールドを記録している。先発で長い回を投げる時期から、試合終盤の一部を担う時期へ、起用の形が変わった。
数字で見る先発と中継ぎの2つの役割
年度別成績を並べると、勝利数だけでは見えにくい岩貞の仕事が分かる。以下はNPBと球団が掲載する記録に基づく整理だ。
- 2016年:25登板、10勝、158回3分の1。先発として二桁勝利に到達した。
- 2022年:53登板、11ホールド、42回。登板数は2016年より多い一方、投球回は短くなっている。
- 2023年:50登板、24ホールド、43回3分の1。球団の年表でもチームトップの24ホールドと紹介される。
2022年と2023年は2年連続で50試合以上に登板した。2023年の日本シリーズ第1戦では三者連続三振で試合を締めたことも、球団の特設サイトに記されている。先発時代の10勝と、救援時代の24ホールドは、異なる場面でチームに貢献した記録として捉えられる。
10月5日現在の通算は304登板、43勝44敗、59ホールド、防御率3.56。これは引退試合前の集計であり、10月6日の登板を含む最終成績ではない。引退登板後の通算数字は、NPBや球団の更新された記録で確認したい。
引退会見で語った決断と、今後の公式案内
9月30日の公式会見では、結果が出なくなり、後輩との競争に勝てなくなったことを引退の理由として説明した。一方、13年間を振り返る中では、2023年の優勝をチームの一員として味わえた経験が、これからの人生でも大きな財産になるとの思いを語っている。
今後については、別の形で阪神に恩返しし、貢献したいという意向を示した。ただし、この会見で具体的な役職や就任日は発表されていない。現役生活を終えた後の活動については、新たな球団の案内を待つ必要がある。
球団は引退記念グッズも案内している。公式オンラインショップのT-SHOPでは10月6日10時から受注販売を開始する予定を公表し、受注生産のため届けるまで時間がかかること、一部商品の発売が遅れる場合があることも明記した。購入する場合は、商品ごとの最新の販売状況を公式ページで確認したい。
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参照した情報源
- 阪神タイガース公式サイト:10月6日試合終了と岩貞の最終登板映像 (阪神タイガース / 2026-10-06確認)
- 岩貞祐太選手引退特設サイト (阪神タイガース / 2026-10-06確認)
- 岩貞祐太選手現役引退発表会見 (阪神タイガース / 2026-09-30)
- 岩貞祐太 個人年度別成績 (日本野球機構 / 2026-10-05現在)
- 代打・梅野隆太郎、岩貞祐太の引退試合でバッテリー (日刊スポーツ(Yahoo!ニュース配信) / 2026-10-06)
- 岩貞祐太の引退セレモニーを元チームメートらも見守る (日刊スポーツ / 2026-10-06)
- 岩貞祐太選手引退記念グッズの販売について (阪神タイガース / 2026-10-05)
記事内の情報は2026年10月6日21時05分(日本時間)時点のものです。

