ウルフアロン、柔道とプロレスの違いは? 30分超の試合と受け身を語る、11月6日に藤波辰爾と対戦

リング上のウルフアロン(2026年2月1日撮影) スポーツ

トップ画像:Pug8310(トリミング:JeyReydar97)/Wikimedia Commons / CC0 1.0

柔道の東京五輪金メダリストから新日本プロレスに転向したウルフアロンが、10月3日にTBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」に出演した。東スポWEBの報道によると、話題になったのは、柔道とプロレスで異なる練習の考え方。長い試合を乗り切る気持ちの強さについて、転向後の経験を語った。

プロレスデビューは今年1月4日の東京ドーム大会。現在までの歩みと、過去の本人インタビューで語られた違いを整理する。11月6日には、藤波辰爾のデビュー55周年を記念する大会への出場も決まっている。

10月3日のラジオで何を語った?

番組の公式情報を掲載するGガイドの番組表では、10月3日の11時台のゲストとしてウルフの出演が案内されていた。番組公式Xも、当日10時48分に登場を告知している。

東スポWEBによると、ナイツの塙宣之から練習の違いを聞かれたウルフは、柔道では相手への対策、自分に足りない部分や強みを把握しながら、科学的なトレーニングを進めていくと説明。一方、プロレスには試合時間が30分を超える場合があり、それを乗り切るために気持ちの強さが必要だと話した。

スクワットを例にした入門試験の話題も出たが、ウルフ自身はその試験を受けずに入団したと明かしている。今回の発言は、ウルフが自らの経験を通じて説明したもの。柔道とプロレスの練習を一律に決めつける説明として読むのではなく、転向した選手が何を実感しているかに注目したい。

ウルフアロンとは? 五輪金メダルから新日本へ

ウルフは、2021年に開催された東京五輪の柔道男子100キロ級金メダリスト。テレビ朝日の2025年6月の本人インタビューでは、世界選手権、東京五輪、無差別の全日本選手権で優勝した経歴が紹介されている。

新日本プロレスに入団したのは2025年6月。本人はテレビ朝日の取材で、大学時代からプロレスをテレビで見ており、柔道で五輪までやり切ったら挑戦したいと考えていたと説明した。観客の前で自分を表現できることにも魅力を感じていたという。

ただ、柔道での実績があっても、新しい競技の動作をそのまま身につけられるわけではない。入団当時の取材では、永田裕志からロープの反動を使った動き方を教わり、プロレスの受け身を練習する姿が伝えられていた。本人も、柔道との違いを意識して学び直していた。

本人の説明を3つの違いで整理

今回のラジオでの発言と、6月13日にBBMスポーツが報じた本人のインタビューを並べると、違いは次の3点に整理できる。いずれもウルフ本人の説明に基づくものだ。

  • 練習の組み立て:6月の説明では、柔道はウエートトレーニングと競技の練習を分けることが多く、プロレスでは基礎体力のトレーニングから続けて技の練習に入るという。疲れた状態でも動けるようになる意味を、本人は見いだしていた。
  • 受け身の役割:ウルフは、柔道では背中をつけないようにしていた一方、プロレスでは受け身で衝撃を逃がし、次の反撃につなげると説明している。テレビ朝日の入団直後の取材でも、長年の柔道の感覚から切り替える難しさを語っていた。
  • 技をつなぐ意識:6月のインタビューでは、相手に回復する時間を与えず、自分の決め技までどうつなぐかを、プロレスでより考えるようになったと話した。相手の得意な流れに乗せられないための試合運びも挙げている。

10月3日の発言は長い試合に向き合う気持ちの部分、6月の説明は疲れた状態での動きや技術の部分に焦点がある。両方を読むと、転向後の練習で向き合ってきた課題を具体的に捉えられる。

11月6日は何時から? 藤波辰爾とタッグで対戦

今後の公式発表済みの予定として、11月6日(金)の東京・後楽園ホール大会がある。ドラディションが9月30日に公表した全対戦カードでは、メインイベントが「藤波辰爾デビュー55周年記念試合」に決定した。

  • 日時:2026年11月6日(金)、17時30分開場・18時30分試合開始
  • 会場:東京・後楽園ホール
  • 対戦:藤波辰爾&ザック・セイバーJr. 対 ウルフアロン&松本達哉
  • 形式:タッグマッチ、60分1本勝負

18時30分は大会全体の開始時刻で、ウルフが出場するメインイベントの開始時刻ではない。タッグマッチのため、藤波との一対一のシングル戦とも異なる。

柔道から学び直してきた受け身や技のつなぎは、本人がこれまで具体的に語ってきたテーマだ。次の観戦では、対戦カードとともにそうした動作にも目を向けられる。大会情報の追加や変更は、主催するドラディションの公式サイトで確認したい。

参照した情報源

記事内の情報は2026年10月4日10時時点のものです。

タイトルとURLをコピーしました