大谷翔平が負傷者リストから復帰 投手は今季終了、打者に専念してドジャース3連覇へ

ドジャースのユニホームで打席に立つ大谷翔平 MLB

トップ画像:David from Washington, DC / CC BY 2.0

ドジャースの大谷翔平が、9月23日(現地時間)に15日間の負傷者リスト(IL)から復帰した。右上腕二頭筋の炎症で戦列を離れてから約2週間。復帰は、ILから戻れる最初の日だった。投手としては今季の登板を終えており、ポストシーズンは打者に専念する。ドジャースは地区5連覇を決め、地区シリーズ(NLDS)からの登場が決まっている。10月3日の初戦まで、大谷は残るレギュラーシーズンの試合で打席の感覚を取り戻していくことになる。

ドジャース移籍後初めての負傷者リスト

大谷がILに入ったのは9月11日で、登録は9月8日にさかのぼって適用された。投打の二刀流で登録されている選手は、通常の10日間ではなく15日間のILに入る決まりがある。最後の出場は9月7日。大谷がILに入るのは2023年9月のエンゼルス時代以来で、ドジャース移籍後では初めてだった。

IL入りの前から、不調ははっきり表れていた。直前の13試合は打率.122、本塁打0、21三振。ロバーツ監督は、大谷が打席で腕を振って顔をしかめる様子を見ていたと明かし、スイングも本来の姿ではないと話していた。一方、ILに入った時点の今季成績は打率.277、出塁率.380、長打率.522、30本塁打、80打点、89得点、11盗塁。後半戦に入ってからの落ち込みを差し引いても、チーム打線の中心であることに変わりはない。

左ひざの不調で、投手としては今季終了

投手としてのシーズンは、すでに7月で止まっている。6月11日のパイレーツ戦で盗塁を試みた際に左ひざの裏を痛め、その後も違和感が続いた。7月には予定されていた先発を回避し、ひざに注射を受けている。最後の先発登板は7月3日。7月20日には、ロバーツ監督が投球をしばらく休ませると明らかにした。

今季は14試合に先発し、85回2/3を投げて防御率1.79。投手としても高い水準の成績を残していただけに、長い離脱は痛手となった。痛めた左ひざは、右投げの大谷にとって投球時に体を支える踏み込み足にあたる。そのため、ひざの状態は打者としての出場には大きく響かない。ただ、その後に右腕の炎症が加わり、打撃にも影響が出ていた。今季はもう登板しない見通しで、ポストシーズンでは打者としての働きに期待がかかる。

復帰後の3試合 内容と監督の評価

背番号17の大谷翔平がスイングする後ろ姿
背番号17の大谷翔平(2024年4月、ナショナルズ戦)写真:David from Washington, DC / CC BY 2.0

復帰戦となった9月23日の本拠地パドレス戦は、4打数1安打1四球。4回の満塁の場面では空振り三振に倒れ、8回の先頭打者で打った大きな当たりも中堅のフェンス際で捕られた。チームは1対5で敗れ、連勝は5で止まり、本拠地での連勝も11で途切れた。それでもロバーツ監督は、打席の質は良かったと話し、体の状態の良さに手応えを示した。

翌24日のパドレス戦は5打数2安打。2点を追う9回には、パドレスの抑え投手メイソン・ミラーから適時二塁打を放った。ただ、試合は2対4で敗れている。敵地サンフランシスコに移った25日のジャイアンツ戦は、4打数無安打3三振だった。この試合では先発のタリク・スクーバルが7回を無失点、10奪三振に抑え、チームは2対0で勝った。復帰後の3試合は、合わせて13打数3安打。状態はまだ上向きとは言い切れず、残りの試合で調子をどこまで上げられるかが注目される。

地区5連覇、3年連続の世界一へ

ドジャー・スタジアムのマウンド付近に集まるドジャースの選手たち
2025年ワールドシリーズ優勝リングの授与式(2026年3月、ドジャー・スタジアム)写真:Spanneraol / CC BY-SA 4.0

ドジャースは9月17日、敵地でレッズに8対2で勝ち、ナ・リーグ西地区の優勝を決めた。地区優勝は5年連続で、過去14年間で13回目になる。この試合のとき、大谷はILに入っていてチームに同行していなかった。そのため、ドジャース移籍後で初めて、優勝の祝賀の場に加われなかった。

その後、ドジャースはポストシーズン1回戦(ワイルドカードシリーズ)の免除と、地区シリーズで本拠地から戦う権利を手にした。9月25日時点の成績は98勝62敗。ナ・リーグの第1シードと、ポストシーズンを通して本拠地で戦える権利は、101勝59敗のブルワーズが手にした。ドジャースは地区シリーズを10月3日に本拠地で迎える予定で、3年連続のワールドシリーズ制覇を目指す。

今後の見どころ

レギュラーシーズンは残り2試合で、9月27日(現地時間)に終わる。ポストシーズンは9月29日のワイルドカードシリーズから始まる。ドジャースは1回戦が免除されるため、地区シリーズの初戦まで数日の間が空く。大谷にとっては、打席の感覚を取り戻しながら体を休める期間にもなる。ロバーツ監督は、大谷が地区シリーズに向けて必要な打席を重ねることを期待している。

投手陣では、スクーバルが25日の登板でポストシーズンへの最終調整を終えた。この試合では佐々木朗希も救援で登板している。投手・大谷を欠くなか、打者・大谷がどこまで調子を戻すか。それが、3連覇に挑むドジャースの戦いを大きく左右しそうだ。

参照した情報源

記事内の情報は2026年9月26日(日本時間)時点のものです。

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